小学校時代の私はとてもアホでこだわりが強かった
卵かけご飯がおいしくて必要以上に何杯もおかわりしてしまったことがある
限度も知らずただうまいという理由で食べ続けるちからっち少年・・・w
ちからっち少年は具合が悪くなり、お腹が痛めながら苦しみまくる・・・
そういう状態になるとなぜか今までの極悪行動をちからっち少年は懺悔しはじめる
「おにいちゃんのお菓子を食べません」
「嫌いなイカを残したりしません」
「自分の家にごめんくださいって声を変えていいません」
こんな感じで極悪行動を懺悔して、神様にもうしませんから許してくださいと思ったりする
そうちからっち少年はアホなのです
こだわりが強く単に食べすぎが原因なのに、先程のように勝手に盛り上がってしまうこれもちからっち少年の悲しいところである
もちろんアホであるので次の日治ったらまた同じことを何回も繰り返してしまうのもちからっち少年の特徴であった
ええお兄ちゃんのお菓子食べちゃいます
というわけでこだわりの強いちからっち少年
遊びという中で「穴を掘る」ということに物凄くはまった時期(こだわる)がある
穴を掘る・・・そう穴を掘るのです
詳しく説明しますよw
スコップで穴をほりとにかく夢中になって掘り続ける・・・・
ええ!!ただそれだけww
変化をつけて掘りまくった穴に水をためて
ボーーッと眺めて
「なんて素敵な夜景だ」
と夜ではないのに口にだして叫んでいたこともあったなぁ~
そんなある日近所の森で虫を捕まえていたちからっち少年はもこもこした土をみつけた
これは掘るしかないと思い常に自転車のカゴにいれていたスコップを使い必死で掘ったらなんとそこにはキラキラ輝く綺麗な毛並みの動物がいた
急いで虫かごにいれた
ちからっち少年は興奮した
「黒いダイヤモンドを捕まえてしまった」とね
そして家に持ち帰った
どうやらこの動物はモグラらしい
初めて見るがこんなにモグラって美しいんだと感動した
おじいちゃんに言われた
「モグラは一日にミミズを30匹くらい食べないと死んじゃう」・・・それから意味不明な説教みたいなことを30分ほど聞いた
正直何を言ったのかあんまり覚えていないがとりあえず「うん!はぁ~」と空返事で誤魔化した記憶がある
半分以上眠りかけていたが、説教によりわかったこと!モグラはミミズをたくさん食べないと死んじゃうという衝撃的な事実である
それはかわいそうだと思い
涙も同時に流れた なんてことをしてしまったんだ
僕が穴を掘ったばかりにとね・・・・
ちからっち少年はモグラをすぐに逃がした
本当は飼いたかったという野望もあったため悲しい別れであった
生命の大切さを実感する日でもあった
次の日、裏の畑(自分の家の畑)が必要以上にモコモコしまくっていた
僕は思ったモグラがそこに生きてるんだと
「僕の変わりに穴を掘れひたすら掘ってとにかく生きろ!」
と瞳でモグラに語りかけていた
少し大人になったちからっち少年であった
その後 おじいちゃんとおばあちゃんに、畑がもこもこになりまくったということでこっぴどく叱られた
ちからっち少年はいいことをしたと思ったが、何とも言えない世の中の厳しさを知ることになった
そして思った「もう穴を掘らない」と・・・
でもちからっち少年はとにかくアホなのですぐに許してもらい
動物の命を大切にする優しい子と叱られた後に言われ満足したのだが・・・
やはりモグラによる裏の畑の被害はしばらく続くことになった
それからしばらくして、すごく幸せな夢を見た
それはモグラと一緒に穴を掘りまくる夢
妙に体の疲れがとれていた
僕はやっぱりモグラを逃がしてよかったと思った
その日、ちからっち少年はひたすら穴を掘り続けるのであった☆
その次の日も次の日も・・・w
今も公園にいったらついつい自然と穴をほじってしまう大人ちからっちである
ちからっち◆6G3kFeYvP0oE (2014/06/11 Wed 01:04:17) ID:xYjJlODBhNTY PC